
[st-kaiwa1]こんにちはサラリーマンFCオーナーのけんちです。[/st-kaiwa1]
🇯🇵#日本代表🇯🇵
FIFAランク発表!日本は44位に後退しロシアW杯抽選会でポッド4濃厚に#ロシア・ワールドカップ #daihyo #FIFAランキング詳細はこちら👇https://t.co/u1YQMrq52r
— Goal Japan (@GoalJP_Official) 2017年10月16日
2017年10月16日に最新のFIFAランキングが発表されました。日本代表は9月から順位を4つ下げ、40位から44位へと後退しました。
他のランキングも見たいという方はこちらがすごく参考になります。
FIFAランキングとは、FIFA(国際サッカー連盟)が毎月発表するサッカーの男子ナショナルA代表チームのランキングシステムです。
W杯の予選組み合わせ抽選を12月1日に控え、FIFAランキングがW杯出場国にとって重要な要素となってくる。
[st-kaiwa1]そこで今回、サラリーマンFCはFIFAランキングの決め方について調べました。🤔[/st-kaiwa1]
FIFAランキングの概要
FIFAランキングの始まりは1993年からになる。過去2回決定方法の見直しが行われている。
数値上で各国・地域のナショナルA代表チームの強さを示す指標であり、2017年10月現在の現行方式は2006年7月12日から用いられている。
改訂の要因は、より多くのサッカーファンの主観とランキングをマッチさせることなどが挙げられている。
南アフリカW杯から抽選会直前のFIFAランキングでシード国が決められるため重要な要素となっている。
FIFAランキング算出方法

対象となる試合
直近48ヶ月間の国際Aマッチ。
勝ち点(A)
- 勝ち:3点
- 負け:0点
- 分け:1点
- PK勝ち:2点
- PK負け:1点
試合の重要度(B)
国際Aマッチ内で重要度は4段階に分けられている。
- 1.0:親善試合
- 2.5:大陸選手権予選、W杯地区予選
- 3.0:大陸選手権本大会、コンフェデレーションズ杯
- 4.0:W杯本大会
ちなみに大陸選手権とは以下の6つの大会のことである。
- AFCアジアカップ
- アフリカネイションズカップ
- コパ(南米)・アメリカ
- CONCACAF(北中米カリブ海)ゴールドカップ
- OFC(オセアニア)ネイションズカップ
- UEFA(ヨーロッパ)欧州選手権
対戦国間の強さ(C)
対戦国の強さは対戦時のFIFAランキングが用いられる。
1位:2.0
2位以下:(200−その時点のFIFAランキング)/100
150以下:一律0.5
大陸連盟の強さ(D)
2014年ブラジルW杯以降以下のように割り当てられている。
- ヨーロッパ:0.99
- 南米:1.0
- 北中米カリブ海:0.85
- アジア:0.85
- アフリカ:0.85
- オセアニア:0.85
この数値を元に(対戦2国の数値)/2を大陸間の強さの係数として用いる。
国際Aマッチ1試合のポイントの算出式
国際Aマッチ1試合のポイントの算出式は以下のようになる。
(A)✕(B)✕(C)✕(D)✕100
ランキングポイントの算出
48ヶ月を12ヶ月ずつ4つに区切る。
- 直近の12ヶ月ごとに、上記の国際Aマッチで獲得したポイントの合計を計算し、行った試合数で平均をとる。※ただし、5試合以下だった場合は一律割る数は5とする。
- 直近の12ヶ月ごと獲得したポイントの割合は100%、50%、30%、20%とする。
- 得られた4つの平均値にこの割合を掛け、合算する。
この数値がランキングポイントとなる。
事例
日本代表の国際Aマッチ1試合のポイントの算出の事例をあげてみる。
親善試合の場合
🇯🇵日本(FIFA44位)対🇮🇶イラク(FIFA80位) : 2−1
という結果だったとする。
日本へ入るポイントは、
勝ち点:3 ✕ 重要度(親善試合):1.0 ✕ 対戦国間強さ(200−80)/100 ✕ 大陸連盟強さ:(0.85+0.85)/2 ✕ 100= 306ポイント
W杯で日本がドイツに勝つという軌跡を起こしたら何ポイント入るのか?
🇯🇵日本(FIFA44位)対🇩🇪ドイツ(FIFA1位): 1−0
勝ち点:3 ✕ 重要度(W杯):4.0 ✕ 対戦国間強さ 200/100 ✕ 大陸連盟強さ:(0.85+0.99)/2 ✕ 100= 2,208ポイント
こんな感じで算出することができる。
比較
ここで日本がW杯でドイツ(強豪国FIFA1位)に引き分けた場合と親善試合でシンガポール(弱小国FIFA173位)に勝った場合でどのぐらい差があるか比較してみる。
○日本がW杯でドイツと引き分け
W杯で日本がドイツと引き分け
🇯🇵日本(FIFA44位)対🇩🇪ドイツ(FIFA1位): 1−1
勝ち点:1 ✕ 重要度(W杯):4.0 ✕ 対戦国間強さ 200/100 ✕ 大陸連盟強さ:(0.85+0.99)/2 ✕ 100= 736ポイント
○日本が親善試合でシンガポールに勝つ
親善試合の場合
🇯🇵日本(FIFA44位)対🇮🇶イラク(FIFA80位) : 2−1
という結果だったとする。
日本へ入るポイントは、
勝ち点:3 ✕ 重要度(親善試合):1.0 ✕ 対戦国間強さ 50/100 ✕ 大陸連盟強さ:(0.85+0.85)/2 ✕ 100= 127.5ポイント
このように試合の重要度と対戦国の強さというのが大きく影響することがわかる。
問題点

現行の方式で計算を行うことで、
ヨーロッパと南米は強豪国同士でしのぎを削るため、その前の方式よりも、
実際とランキングが合致するようになった。しかしながら、
2年に1度の大陸選手権の北中米カリブ海とアフリカに対し、アジアは4年に1度の大陸選手権のため北中米カリブ海とアフリカよりも
アジア勢は試合の重要度という観点からポイント的に不利になる。
また、アジア勢はヨーロッパ・南米と地理的に対戦することが少ないため、W杯などでいい成績を残しても、他のアジア同士での試合で算出された
ポイントで相殺されて順位が上がりにくい。
今後、算出方式の改訂は行われると思う。
僕は、ヨーロッパ、南米がサッカー先進国のためこの差は致し方ないと思う。確かに算出方式に不利な点はあると思うが、アジアが世界と戦えるように
なって議論すればいいと思う。
まとめ
- FIFAランキングは勝ち点、試合の重要度、対戦国の強さ、大陸連盟の強さの4つの因子で決まる。
- 当然ながら、重要度の高い大会で勝つことがランキングポイントを上げることにつながる。
- アジアが現状の算出方式ではどうしても不利になるケースが多い。